電気電子情報工学科近況について

学科長 井原 俊夫 

 学科の近況をお知らせします。
 2008年度4月時点での学科・大学院の入学者数は、学部75名、大学院博士前期課程12名、博土後期課程2名となっています。また、学内人事関係では、宮崎道雄先生が4月より副学長に就任されました。

 学科近況ということですが、2009年度入試について述べてみます。8月に入ってAO入試T期のエントリーが始まり、2009年度入試のシーズンに入ってきました。来年3月まで断続的に続く長丁場になります。2009年度入試では、従来の学科単位の入試ではなく、コース制入試が実施されることになりました。組織的にはこれまでの6学科を維持した上で、コース制が実施されます。コースと学科の対応は以下のようになります。

 ・総合機械コース(機械工学科)
 ・自動車コース(機械工学科)
 ・ロボットコース・システム専攻(機械工学科)
 ・ロボットコース・制御専攻(電気電子情報工学科)
 ・電気・電子コース(電気電子情報工学科)
 ・情報ネット・メディアコース(情報ネット・メディア工学科)
 ・映像クリエーションコース(情報ネット・メディア工学科)
 ・建築コース(建築学科)
 ・都市環境デザインコース(社会環境システム学科)
 ・土木系公務員コース(社会環境システム学科)
 ・数理コース・電気専攻(電気電子情報工学科)
 ・数理コース・社会環境専攻(社会環境システム学科)
 ・応用化学コース(物質生命科学科)
 ・生命科学コース(物質生命科学科)

 2009年度入試の受験者は、上記のコースを選択(コース内が専攻に分かれている場合は専攻まで選択)して受験することになります。入学後はコース名の後ろに記載した学科に在籍することになります。従来の学科の教育分野を継続したコースと特徴的な新しい技術分野に焦点を絞ったコースが配置されたコース編成になっています。

 当学科は、ロボットコース・制御専攻、電気・電子コース、数理コース・電気専攻の入学者が在籍することになります。ロボットコースは機械工学科と協力して教育するコースであり、ロボット技術が機械的要素と電気電子情報的要素の両面を有することに対応してシステム専攻と制御専攻を設けています。入学者一人一人に 4年間1台のロボットを貸与し、実践的な学びを支援します。電気・電子コースは従来の電気電子情報工学科の教育内容を受け継ぎ、幅広い産業分野で活躍できる人材育成を引き続き行います。また、数理コース・電気専攻は中学・高校の数学教員免状の取得に配慮したコースであり、数理系の科目を中心に学ぶとともに、その応用例として電気電子情報工学についても基礎的内容を学ぶことができるコースになっています。数理系に関する教育は基礎・教養教室の数学担当教員が中心となり行うことになっています。

 以上、2009年度入試のコース制を話題にして学科近況をご紹介しました。今後とも、皆様からのご支援ご協力をお願い致します。


燦葉会 電気・電子工学部会会報 No.30
目次  今年度の抱負  評議員会報告  活動方針について  電気電子情報工学科近況について  卒業祝賀会  年会費納入のお願い  元木研究室紹介  各種奨励賞・優秀賞  125周年記念事業への対応願  部会再編特別委員会の活動報告  部会役員  ホームページだより  各種行事のご案内  編集後記