部会活動の活性化について
燦葉会電気・電子工学部会会長 岡田 光晴
平成18年6月24日に開催の「電気・電子工学部会評議員会」において会長に選出され、平成20年6月15日開催の評議員会において再選されましたが、これまでの活動を振り返り今後2年間の任期において我が部会の活性化とこれまで以上の学科との連携の強化に努力してまいります。
部会活動の活性化について
部会活動の活性化を図るために、一人でも多くの会員の皆様から会費の納入をお願いするとともに、幅広い年代層が関わりあっていくことこそが最も重要なことであります。そして学科と部会の関係をこれまで以上に緊密にするためには、若い世代の方々の部会活動への参加が欠かせません。
そのためには、在学中、学生会の活動を積極的に行った方々、そして評議員会でも議論になりましたが、論文奨励賞や研究発表奨励賞等の表彰を受けた若い世代の方々の参加を積極的に呼びかけてまいりたいと考えています。
大学変革への対応について
大学の変革への対応について申し上げますと、近年、少子化の影響からか本学の電気電子情報工学科への応募が減少傾向にあることは私たちOBとしては気がかりなところです。このことは電気系の学科を持つ大学の多くは同じ傾向が見られるようです。
本学の工学部もその対応策として、来年度から受験生へのアピールそして在校生の満足度向上を目的にこれまでの教育プログラムの基本形である「学科制」から「コース制」に移行することと伺っています。このことは燦葉会の部会のあり方ついても議論が高まってくることが予想されますので、今後の動向に注目していただきたいと思います。コース制はこれからの社会や産業界が求める技術者育成に大きく期待が膨らみます。
しかし、このコース制が受験対策向けや、単に学生だけの満足度向上だけに終始してはなりません。大学は将来に亘って社会や産業界に貢献できる学生を育成する責任があります。特に近年大きく問題視されている地球温暖化防止を例にとってみれば、特定の学問だけで対処するには限界があります。広くはエネルギー問題です。このエネルギーを無駄なく使うというレベルから、小さなエネルギーで多大な効果をあげる、言い換えれば「小さなエネルギーこそが豊かな社会なのだ」というドラスチックな発想が求められています。
今後、このコース制が分野横断的に機能し、社会や産業界の要請に的確に応えられるよう期待するとともに、当部会といたしましても大学の変革期という認識にたって、学科との連携をこれまで以上に強化して参りたいと思っています。
終わりに、部会会員の皆様と関係者の皆様にご協力をいただきながら、母校のますますの発展と部会活動の発展のために活動してまいりたいと思っております。皆様のご協力を賜りますとともに、皆様のご健勝、ご活 躍をお祈り申し上げます。
燦葉会 電気・電子工学部会会報 No.30
目次
今年度の抱負
評議員会報告
活動方針について
電気電子情報工学科近況について
卒業祝賀会
年会費納入のお願い
元木研究室紹介
各種奨励賞・優秀賞
125周年記念事業への対応願
部会再編特別委員会の活動報告
部会役員
ホームページだより
各種行事のご案内
編集後記